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【フィンランド生活6ヶ月目】バイトのこと

ドイツにいた時はそうでも無かったのに、フィンランドに来てから時間が過ぎるのが早い。ドイツでは職場と家の間の行き来しかしていなかったから当然か。1ヶ月に1本は記事を書こうと思っていたのに、大学とバイトでいっぱいいっぱいだった。 そう、11月まで遡るけど実はバイトを始めた。 …そしてわずか2ヶ月後の1月初旬、そのバイトを辞めることになってしまった。 もう働いてないから言えるけど、タンペレのストックマンというデパ地下にて寿司を作る仕事だった。このデパ地下はストックマンではなく、SマーケットとかPrismaを経営しているSグループが運営していた。タンペレのストックマンとSグループは2029年まで事業提携契約を結んでいたのに、突然ストックマンが契約打ち切りを言いだしたらしい。バイト先だった寿司屋はSグループのテナントでデパ地下の一角を使わせてもらっていたので、もろにこの打撃を受けてしまい、イツデモグループと違ってフィンランドでは大手でもない(ヨーロッパでは最大手かも)ためタンペレから撤退してしまった模様。ヘルシンキには店舗がいくつかあるようだけど。 バイトは結構楽しかった。寿司なんて握ったことも巻いたことも無かったけど、中国人の同僚達に一から教えてもらって、なんとかクリスマスから年末への繁忙期には少しには役に立つようになっていたと思う。今年に入ってからは鮭の捌き方も教えてもらうスケジュールで話していて楽しみにしていたのだが…デパ地下のスーパーのど真ん中にある店舗のため、スーパーのお客さんも「ポップコーンはどこにある?」とか話しかけてきたりして、私の拙いフィンランド語のスピーキングの練習場所にもなっていたし、ストックマンの他の従業員の方と休憩所やロッカールームで話すのも楽しくて職場として気に入っていた。それがあんなにいきなり消えてしまうなんて。 スーパーや生鮮売り場にいた人たちは、他のSグループ店舗に振り分けられたんだろうと推測する。昨日ストックマンまで行って、ロッカーから荷物を回収したりセキュリティに鍵を返したりしてきたが、いつもはお喋りなおばちゃん達で賑やかなロッカールームは静まり返り、ガランとして寂しかった。数年前から絶えず事業の規模を縮小し、報道されてしまうほどの世間の信用を失うような契約違反までしてしまい、ストックマンはいったいこの先大丈夫なんだろうかと考えてしまった